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【サビ取りの方法】鉄やその他の素材についたサビの落とし方

鉄にサビがつくと、一気に古びた印象を受けますよね。しかしサビは外見上の問題だけでなく、放っておくと鉄の芯部分にまで到達してしまい、鉄そのものをダメにしてしまいます。サビは見つけたらすぐに取り除くことが大事なのです!

ここでは鉄やその他の素材につくサビ取りの方法について、ご紹介をいたします。

サビは軽度なものなら、簡単に取り除くことが可能です。サビの度合いがひどくならないうちに対処をし、サビ防止も忘れずに行ってください。

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鉄についたサビの一般的なサビ取り方法

どうしてこんなところに鉄サビが発生しているんだろうと、疑問に思ったことはありませんか。
特に、鉄製品のメンテナンスを怠り、雨や風にさらしていると、いつの間にか発生してしまうのが鉄サビです。

長いこと、大切に使っていた自転車でも野ざらしにしてしまえば、サビは発生してしまいます。

サビは一度発生すると、なかなか落ちにくい

そのまま放おっておくとさらにサビが大きくなってしまいまい、とても厄介です。

ボロボロ剥がれてきたり、もの自体の強度も低下させてしまいます。

そんなサビだらけの自転車に乗っていたら、いつか衣類についてしまうかもしれません。

衣類についたサビはなかなか落ちないのです。

ですから、サビに気付いた時点で、すぐにサビ取りをするのが賢明です。

サビが初期段階である場合

ステンレスのワイヤーブラシと真鍮のワイヤーブラシ、ナイロンのワイヤーブラシを使って削り取るというのが良いでしょう。

そのようなワイヤーブラシはセットになって売られています。

  1. まずは、ナイロンのワイヤーブラシで擦ってみましょう
  2. 落ちない場合は、真鍮のワイヤーブラシ
  3. それでも落ちない場合はステンレスのブラシを使ってみるのがよいかもしれません

これらのブラシ、実は硬さが違います。

一番柔らかいのがナイロン、一番硬いのがステンレス、その中間の硬さが真鍮になります。

ナイロンは、傷が付きやすい部分の錆落としにオススメです。
硬ければ硬いほど、本体に傷がつきやすくなってしまうので、どこについたサビを落とすのか、傷がつかないかどうかを確認して使い分けるとよいでしょう。

サビが頑固である場合

初期段階であれば、まだサビが軽くワイヤーブラシで落ちるかもしれませんが、時も経てば、サビが広がってしまったり頑固なサビになっていることもあるでしょう。

到底、ワイヤーブラシで落ちるわけもないので、そんなときはサビ取り剤の出番です。

サビ取り剤には、磨くタイプとつけおくタイプがあります。

外せる部品等でしたら、つけおくタイプがよいかもしれませんね。
それぞれの使い方を見ていきましょう。

磨くサビ取り剤の使い方

布にサビ取り剤を少量つけて、サビを磨くと落ちます。あとはきれいな布で拭き取って完成です。

浸け置きサビ取り剤の使い方

サビのついた部品を外します。容器にサビのついた部品を入れます。

ステンレス製のトレーなどがおすすめです。

そこに、サビ取り剤を流し込みます。部品がしっかりとつかるようにしましょう。刷毛などで、貼り付けるように塗ると良いでしょう。

サビが少ないようなら、2~3倍に希釈して使用しましょう。

1~2時間程度放置します。サビが落たら、水で洗い流すだけです。

注意点

強力なので、皮膚につかないようにすることです。

長袖長ズボンが理想的です。またゴム手袋やゴーグルを使用しましょう。

ここでは一例を出しましたが、使用方法はサビ取り剤によって異なります。必ず、使用方法を確認して行ってください。

お家にあるもので鉄についたサビ取りを行う方法

実は、家にあるものでも、サビを落とすことができるのをご存知でしょうか。

「わざわざワイヤーブラシを買うなんて面倒だ」

「サビ取り剤は便利だけれどもちょっと扱いにくい」

「まずは家にあるものでサビ取りが出来るのであれば試してみたい」

このように思う人もいると思います。

では、実際、どんな物を使うとサビを取ることができるのでしょうか。家にあるものとは一体何なのでしょうか。

いくつかあるのでご紹介しましょう。

サビ取りに便利なアイテム

重曹

  1. 重曹に水を少量ずつ加え、ペースト状態にします。
  2. それをサビている部分に歯ブラシでたっぷりと塗りつけて、しばらく放置します。
  3. 布を使って、サビを擦り落としたら、水洗いすれば終了です。

歯磨き粉

歯磨き粉と歯ブラシを使って、サビの部分をこするだけ。
最後に水洗いすれば終了です

研磨剤の効果で、サビを落としてくれますよ。

塩とレモン

塩をサビにしっかりと塗りつけ、上からレモン汁をかけて、3時間程度放置します。
レモンの皮を使ってサビを擦り取りましょう。

クエン酸

洗面器やたらいの中にお湯を入れクエン酸大さじ1杯を溶かします。
その中に、サビのついた部品を半日以上浸け置きましょう。
クエン酸がサビと反応して気泡が発生します。

臭いがするので、屋外または換気のよいところで行いましょう。

半日経ったら取り出して擦り落とし、しっかりと水洗いしたら終了です。

食器用洗剤とじゃがいも

持ちやすい大きさにカットしたじゃがいもの断面に、食器用洗剤をつけます。

そのじゃがいもの断面でサビを擦ります。これだけで、サビが落ちるなんて不思議ですよね。

鉄についてサビ取りを熱した酢で取り除く方法

鉄のサビ取り方法として、実はどこの家にもある、ある調味料が力を発揮してくれます。それはお酢です。お酢を使ったサビ取り方法を見ていきましょう。

お酢でサビ取りのコツ

キッチンペーパーなどに、お酢をしっかりと染み込ませ、鉄サビの発生している部分にしっかりと覆うようにかぶせます。

揮発しないように、ラップなどを上からしっかりと巻きつけましょう。

そのまましばらくおいておきます。

半日から1日程度経ったら、ラップとキッチンペーパーを外し、歯ブラシや古布でサビの部分を擦りましょう。それだけでサビが綺麗に落ちるはず。

小さめの部品であれば、洗面器やたらいなどの中にお酢を入れ、その中に、部品を沈めて置くとよいでしょう。同じ様に、半日から1日程度経過したら、歯ブラシや古布でサビを擦り落とすだけです。

お酢の中に含まれている酸がサビを溶かす

酸は鉄を溶かす働きがあるので、表面を溶かしながら、サビを溶かし落としてくれるというわけです。

使用するお酢は、できれば熱したほう効果が高くなります。

時間をかけずにサビを落としができるでしょう。

お酢の温度を上げるためにも、一度鍋に入れてお酢を温めてから使用するのがオススメです。

また、お酢は、安いもので構いませんので、できるだけ多めの量を使用するのが良いでしょう。

ただし、熱するとお酢の匂いが、部屋中に充満してしまうことも。

室内でお酢を温める際には、しっかり換気して行うようにしましょう。

もちろん熱するのが嫌だという人は、そのまま温めずに使用しても構いません。

サビが取れたら、必ずすぐに水洗いして水分を拭き取ってください。

せっかくサビが取れたとしても、酸っぱいお酢の臭いとサビの臭いが混ざり合ったものが、鉄製品自体に染み付いてしまい兼ねません。

サビ取りには素材にあった方法を!サビ取りを行う際の注意点

サビを取るのに、お酢やクエン酸、塩とレモンなどに鉄をつけてサビ取りする方法の場合は、注意が必要です。

先ほども申し上げた様に、この方法の錆落としは、鉄自体を溶かしてサビを落とす方法です。よって、長くつけすぎると、本体自体を傷めてしまいます。

かといって、短い時間浸け置きしてもサビを落とすことはできません。

サビの状態を見ながら、浸け置くことが重要

市販のサビ取り剤の浸け置く時間は、取扱説明に記載されています。その指示に従えば問題なく使用することができるでしょう。

しかし、サビ取り剤はその効果が高い分、皮膚についたり目に入ったりすると大変危険です。必ず、ゴム手袋やマスク、できればゴーグルなどを着用して使用してください。

ワイヤーブラシを使用してサビ取りする場合、素材に合わせて使用することも大切です。万が一、硬すぎるワイヤーブラシを使用してしまうと、本体に傷をつけかねません。

便利、簡単にサビ止めできる、サビ転換剤

ちなみに、どんなサビでも落としても良いのかといえば、そうではないことをご存知でしょうか。

一般的なサビを想像するとき、鉄の表面に浮き出ている赤いサビを思い出す人は多いはず。この赤サビは、放おっておくとどんどんと進行し、しまいには、本体を腐食してしまいます。

赤サビの上に塗って、赤サビを黒サビに転換することで、これ以上、錆びつくのを防いでくれるのです。

黒サビは科学的に安定しており、きめ細かく鉄にしっかりとくっついてサビを防いてくれます。

そんな、優秀な黒サビ、落としてはいけません。黒サビを落としてしまうと、サビが進行してしまいます。注意してください。

サビ取りが終わったら素材にあったサビ防止を

サビ取りが終わったら、水分を拭き取って十分に乾かすだけでよいのでしょうか。

サビ取り後は防錆も忘れずに

そのまま放置していると、再び、それもすぐにサビてしまうことは目に見えています。

サビ防止剤を使用する場合は、その素材にあった物、その部品にあったものを使用してください。

例えば、自転車の中でも、チェーン部分には、自転車用のオイルを塗る、潤滑油を塗るべきです。それぞれに適したサビ防止剤があるので、確認して使用しましょう。

最も大切なのは、サビ取りが終わった自転車などを再び雨ざらしにしないこと

そして、錆びつきやすいものを水分や酸素に触れさせないことです。

自転車は、屋内で保管するなどの対策が必要です。サビ防止剤を塗ったなら、今後どうしたらサビないのかなどを考えみること、自ずと答えは見えてきます。

同じことをしていては、再びサビてしまいます。そして、万が一、サビに気づいたら、適切な処置をすぐに取ることが大切です。

あなたの大切な鉄製品、サビを落として、再びもとの姿に蘇らせてあげましょう。

そして、もう二度と、サビで覆われた姿にならないよう、大切に扱ってあげることです。