土間コンクリートが劣化するとヒビ割れの原因にもなるため、塗装をし直してメンテナンスをすることが必要です。
では、自分で塗装を行う場合はどのような手順で行うといいのか、DIYで行う場合の塗装方法についてご説明します。
最近はデザイン性のあるコンクリート塗装も大変人気です。
その場合は業者へ依頼すると思いますので、業者へ依頼する場合の注意点なども忘れずにお読みください。
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土間コンクリートを塗装する前の下準備とポイント
コンクリートの塗装は自分で行っている方も多いです。
塗料やコンクリートの補修剤などはホームセンターなどで多数販売されているほか、インターネットで購入する事もできます。
コンクリートを塗装するには、まずは塗装するコンクリートの下地調整が必要です。
塗装した時にゴミや埃、コケなどがついていると塗料が剥がれやすくなります。ブラシでこすり洗いして完全に乾かします。以前に塗装されていて剥がれかかっている部分がある場合には、ワイヤーブラシな紙やすりなどで擦り落としておきます。
塗装をする部分と接していて塗料をつけたくない部分は養生しておきます。
これで下準備完了です。
土間コンクリートの塗装方法と手順
コンクリートに塗装できる塗料は非常に多くの種類が販売されています。
土間コンクリートの場合には防水性のある塗料を選び、滑り止め材を混ぜると安心です。
最初に広い面を塗ってしまうと端や細かい部分を塗るときに近づけなくなってしまう場合があるので、複雑な部分から塗っていくと綺麗に仕上げることができます。複雑な部分や端は小さめのハケを使用し、広い部分はローラーやコテバケを使用すると早く塗ることができます。
塗料が完全に乾いたら養生テープを剥がします。
使用したハケやローラーなどは塗料の性質によって洗浄方法が異なります。塗料が水性の場合には水洗いし、油性の場合には洗い専用の液など指定の溶剤を使用して洗いましょう。
土間コンクリートを塗装するなら、デザイン性のあるものに変えるのもおすすめ
デザイン性を重視するならば、専門の業者に依頼するのもおすすめです。
コンクリートを塗るだけならプロに依頼しても自分でやっても大差ないわ…と思われるかもしれませんが、デザイン性のある非常に素敵な仕上げにするにはやはりプロの技が必要と思われます。
しかし、プロの技は凄いのです。それはアート域に入り、塗装を施すとそこがコンクリートであるとは思えないような様相に仕上がります。
デザインは多数あり、まずはカタログを見て好みのデザインを選びます。デザインは石畳調のものが多く、洋風でレンガを敷き詰めたようなデザインや和風の敷石調、城壁の石垣調のデザインなど自宅の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
色も明るいベージュから濃いグレー、薄い茶色、レンガ色など多数ある中から選ぶことができます。
施行手順は、まずは目地の色を全体に塗り、選んだデザインの型紙を貼り付けます。その上から主となる色を吹きつけて塗り、乾いたら型紙を剥がします。
鮮やかなデザインの完成です。
デザイン性だけではなくコンクリートを保護するという実用性もあるので、とってもおすすめです。
土間コンクリートを塗装する前に知っておきたい、塗装のメリットとデメリット
コンクリートはそのままの状態よりも塗装をした方が耐久性が増します。
コンクリートは水を浸透させるので、雨が降ったり水がかかるとコンクリート内部を水が通ります。長い間水が通り続けるとそこからひび割れてきたりします。しかし、表面を塗装して覆い水を弾くようにすると内部に浸透しなくなるので、水によって浸食されることがなくなります。もちろん塗料を塗ったからと言って全く浸み込まなくなる訳ではありません。しかし、塗らないよりはかなり浸透しづらくなり、防水効果のある塗料を使用するとより効果が高くなります。また、表面が乾いた状態が多く保たれるようになり、カビやコケの発生を抑えることもできます。
コンクリートは乾燥しすぎてもひび割れを生じてしまいますが、表面を塗装しておくと乾燥しすぎを防ぐ効果もあります。
小さなひび割れがある場合には補修材で埋めるなどして直してから塗装すると、ひび割れが大きくなるのを防ぐ事ができます。
コンクリートの表面を覆うので、より丈夫にもなります。
見かけも美しくなり保護にもなるので、是非とも塗装は行いたいものです。
デメリットは、塗料がはがれてくると見た目が悪くなるので、定期的な塗装が必要になります。
土間コンクリートの塗装を業者に依頼する場合の注意点
塗装を自分で行うのは時間が無い…上手に塗れる自信が無い…などという場合は業者に依頼するとよいでしょう。その場合はひとつの業者に依頼してすぐに決めるのではなく、いくつかの業者にまずは見積もりを依頼しましょう。そうして見積もりに来てもらった時の応対がよいかどうか、質問に対する答えが適切であるかなどで信頼できる業者を選びましょう。費用だけに着目するのではなく、使用する塗料や塗装する前の下処理、デザイン性など施行内容をしっかりと確認しましょう。