注目キーワード
  1. 道具
  2. 材料
  3. 家具
  4. 収納

布の裁断のコツ!事前準備や型紙通りに切るハサミの使い方

布の裁断のコツはポイントを抑えれば誰でも簡単にできます。裁縫があまり得意ではないという人は、布をキレイに裁断することができずに苦戦してしまうこともあるでしょう。

そこで、布をキレイに裁断するコツについて、事前の地直しや生地を広げて整えること、型紙に合わせて裁断するコツや裁断するときのハサミの使い方、布を動かさずに自分が動くことなどお伝えしていきましょう。

これで、型紙に合わせて布を裁断するときでも簡単にキレイに裁断することができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

【蝶ネクタイの簡単な作り方】子供用にさっそく作ってみよう

子供の蝶ネクタイ姿ってかわいいですよね。しかし、自分で作るとなると難しいと感じてしまうのではないでし...

雑巾の作り方!タオルを使って雑巾を手縫いで手作りする方法

お子さんが学校に雑巾を持っていくことになったとき、いつも雑巾を購入して持たせているという人もいるので...

お菓子で花束を手作りしたい!作り方のコツやおすすめを紹介

お菓子を使って花束の手作りをしてみませんか?お菓子でできた花束はとても簡単に作れて可愛く、結婚式やお...

重曹で消臭アロマを自分好みに!簡単な作り方とおすすめな使い方

重曹を使って消臭スプレーや消臭剤を作っている人もいますが、それにアロマオイルをプラスすると消臭しなが...

プレゼントボックスの仕掛けに観覧車の簡単な作り方やアイデア

プレゼントボックスの仕掛けに観覧車を作りたいけど、うまく作れないという人も多いのではないでしょうか。...

スポンサーリンク

事前に布を地直しするのが裁断するときのコツになります

洋服を手作りして、洗濯後歪んでしまう事があります。市販の洋服でも起こりえますが、生地の布目の歪みが原因になっています。この布目の歪みがあるまま裁断をすると、洗濯をした後や使用していると歪んできます。

生地は縦糸と横糸を織って一枚の布になっていますが、保管や輸送など色々な工程で歪みが生じてしまう事があります。

キレイに裁断出来ても、後から歪みが出てしまっては、裁断のコツを習得しても台無しになってしまいます。

裁断をする前にまずは布の歪みを直しましょう。

布の歪みを直すことを地直しや地の目直しと言います。

また、洗濯をしたら縮んでしまう服もありますが、これも事前の地直しでかなり防ぐことが出来ます。

使う生地によって直し方が主に2通りあります。

歪みと対角を手で持ってバイアスに引っ張って直す方法と水にさらす方法です。

手で引っ張って直す場合は、1本だけ糸を引き抜いたり、織りの凹に沿って線を引いて直角を確認出来るようにします。

水にさらす方法は、後から直角が分かるようにようにして、生地を洗濯し、乾かします。乾燥したら手で引っ張って地直しをします。この後アイロンで更に整えたら完璧です。

布をキレイに裁断するコツは生地にシワができないように整えること

布を型紙通りに裁断するためには、布をまっすぐにシワなく伸ばして置くことです。

コツという程の事はありませんが、ココが適当だとハサミを使う時だけ丁寧にしても意味がありません。

洋服を作るときは布を重ねて一気に裁断することも多いです。その時に、上になっている布はまっすぐ整えられているのは見れば分かりますが、下になっている布はヨレて浮いたりシワが入っている事があります。
それに気付かず裁断してしまうと、上と下で大きさや形が微妙に変わってしまいます。

そうなってしまう事を防ぐには、平らに置ける充分な裁断スペースが必要です。
型紙が置けるギリギリのサイズの裁断スペースでは、余分な布が邪魔してシワやヨレを作ってしまいやすいです。

布を裁断するときは机やテーブルの上じゃなくても大丈夫です。

机より広いスペースが確保できるなら床を裁断スペースにしましょう。

布を広げて、必要な型紙を置いて型を取って裁断するのがベストですが、難しい場合は型紙毎に整えて裁断していきましょう。

布自体にシワが入っている場合は、アイロンで伸ばしてから裁断してください。

布を型紙に合わせて裁断するコツははずしてから切る

布に型紙を置いたら、チャコペンやチャコナーを使って型紙通りに線を引きましょう。

薄いパターン用紙を使っている場合はピンで型紙と布を固定したら、チャコペンを省略して、そのまま切ることも出来ますが、ピン留めによって微かに歪みが出ます。

キレイに仕上げるためのコツとしては、面倒でも型紙を布に書き移してから裁断しすることです。

厚紙の型紙を使う場合は、ピンで留めるとゆがみが大きくなってしまうので、文鎮などの重りを乗せて、紙と布がずれないように注意しながら線を引きましょう。

型紙を置く位置もポイントです。

型紙を置くときは、布に適当に置くのではなく、縦横を判断して布目に合わせて置いてください。
生地の両端の目が詰まっている部分を耳といいますが、一般的に耳が左右に来る状態にした方向が縦です。全てではありませんが、縦に合わせて型紙を置いていきましょう。

方向を無視して最小限の布にパズルのように型紙を詰めて裁断することも可能です。物理的には可能ですが、布目を無視すると後々歪みの原因になってしまいます。

布は縦横斜めの方向それぞれの伸縮率が違います。
例えば、トートバッグの持ち手2本を1本は斜めに、1本は縦に取ったら、使っているうちに斜めの方だけ伸びて長くなってしまいます。

また、柄のある生地を使う場合は、柄の位置にも注意しましょう。出来るだけ縫い目の左右で柄にズレが出ない位置を考えて型紙を置きます。

布を裁断するときのハサミの使い方のコツ

裁断するときのハサミは裁ちばさみを使います。

裁ちばさみは布に対して直角になるように立てて、生地を床やテーブルから極力浮かさないようにハサミを入れます。
生地を持ち上げて切っていくとずれや歪みの原因になってしまう事がありますので、ハサミの先を床やテーブルにくっつけて滑り込ませます。
ハサミが床から離れないようにして、親指だけでハサミを動かすのがコツです。

ハサミは刃の真ん中あたりの3分の2を使うイメージで、ハサミを閉じ切らずに続けて切っていきましょう。
一切りごとにハサミを閉じ切ってしまうとその都度布を持ち上げたりしなければなりませんし、作業効率が悪くなります。

なお、裁ちばさみは刃に触れると錆びの原因になります。錆びると切れ味が落ちて、裁断面がガタガタになってしまうことにつながるので、必ず柄の方を持つようにしましょう。

布を動かさずに自分が動くとキレイに真っ直ぐ裁断できます

布の裁断時は、常に体からまっすぐの方向で切っていきましょう。

型紙に合わせて縦横斜めに切る方向がありますが、手や腕だけで刃先の方向を変えたり布を動かすとゆがみの原因になります。

面倒でも自分が移動してまっすぐ手を伸ばして切っていきましょう。

なお、布用のローラーカッター(ロータリーカッター)を使うと裁断が楽です。
円盤状の刃が付いているので、紙を切るカッターと同じ要領で、引いた線上を動かすだけで、布を浮かせることなく切ることが出来ます。ただし、ローラーカッターを使用するときは、通常のカッターと同じように下敷を併用してください。