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プラ板をトースターで加熱する時のワット数と注意点について

プラ板をトースターを使って加熱する時に、歪んでしまうなどの失敗を繰り返してしまう人が多いといいます。

しかし、使用するトースターのワット数や加熱時間だけが原因ではありません。トースターの種類によっても加熱時間は変わるのです。

今回はトースターを使ってプラ板を加熱する場合のコツについて説明します。トースターを使って加熱している間は目を離さずにずっと見ていることが大切です。

また、オーブンレンジを使ってもプラ板を加熱することができます。そのやり方についてもご紹介しますので、参考にして下さい。

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トースターを使ってプラ板を加熱する時のワット数と時間の関係について

プラ板を加熱するときの時間はトースターのワット数によって異なりますが、他の要因でも変わってきます。プラ板が焼けあがるまでの時間に影響する要因をあげてみます。

トースターのワット数

600W、800W、1000Wなど機種によって様々です。ワット数が大きいほど高温になるため短時間で焼きあがります。目安としては次のようになります。
600Wは90秒前後。800Wは60秒前後。

トースター庫内の温度

トースター庫内の温度はスイッチを入れてからの時間で変化しますが、外気の温度も影響します。室内が寒い場合はトースター自体が冷えており、室内の温度が高いとトースター自体もあたたかくなります。それにより庫内の温度の上昇時間も変わってきます。

プラ板の厚さ。大きさ。

プラ板は厚さが異なります。プラ板作りに適しているのは0.2mm~0.5mm程度です。プラ板の厚さが異なると焼けあがるまでの時間も違ってきます。
また、加熱するプラ板の大きさによっても加熱時間が異なります。大きいプラ板と小さいプラ板を一緒に焼くと小さいほうが先に縮み始めます。

これらの事からプラ板の加熱時間はプラ板を見て判断するのが一番です。

ワット数の表記がないオーブンレンジを使う場合の注意点

ワット数の表記のないオーブンレンジを使用する場合は、温度設定を160度程度にすると良いでしょう。

プラ板作りで一番多い失敗は、縮む時に形が歪んでしまう事です。その失敗をなくすためには余熱をする事が大切です。

失敗しないプラ板の加熱方法をご紹介します。

トースターを使用する場合もオーブンレンジを使用する場合も、事前に余熱をして庫内を熱くしておきます。

オーブンレンジ

  1. 余熱ありで温度を160度に設定します。
  2. 余熱が完了したらクシャクシャにして広げたアルミホイルの裏面にプラ板を置いて庫内に入れます。
  3. プラバンはクシャクシャになってからゆっくりと伸び始め厚みが出ます。しっかりと厚みが出て動かなくなったら取り出し時です。
  4. プラ板を取り出して図鑑などの間に白い紙を挟んでその間に挟みます。図鑑の上に乗ってしっかりとプレスします。

トースター

  1. トースターのスイッチを入れます。
  2. ヒーターが真っ赤になった時がプラバンの入れ時です。オーブントースターと同様にしてプラ板を入れます。
  3. 以降もオーブントースターと同様です。

1000ワットのトースターを使う場合の加熱時間の目安

1000Wのトースターを使用する場合は、大体20秒経過するとプラバンが縮み始めて50秒くらいで焼き上がります。

しかし、先にも紹介したように過熱時間はプラ板の厚さや作品の大きさで異なってくるので、目で見て判断しましょう。
また、一度にたくさんのプラ板を焼くと取り出して本に挟むまでに時間がかかります。プラ板が冷えると硬くなり平らにする事ができなくなるので、一度に加熱するのは3つ程度にすると良いでしょう。
プラ板を平らにするために挟むものは、図鑑の他に小さめのカッティングボードなどでも良いでしょう。

大切なのはその物が硬く平らである事です。また、プラ板に書いた色が移る場合があるので、オーブンシートを両面に敷いて挟みましょう。オーブンシートではなく白い紙でも大丈夫です。ただ、白い紙で色が付着した場合は次に挟むプラ板への色移りを防止するために新しい紙に交換しましょう。

プラ板をアレンジして立体的なものを作ってみましょう

プラ板は平らなものだけではなく、立体的に造形する事もできます。
プラバンをトースターから取り出した後に曲げたりして形を作ってから冷やすと、その形のまま固まります。トースターから取り出したばかりの熱いプラバンの形を変えるので、火傷しない様に面の手袋をはめましょう。
プラバンは工夫次第で楽しく面白い作品を作る事ができます。自由な発想でオリジナルの作品を作ってみましょう。

私もプラ板つくりは楽しくて大好きです。
しかし、ある日知人が「マイクロプラスチックって怖いよね。洗顔のスクラブとかフリースの衣類を擦った時に落ちる細かいプラスチックがずっと分解されないで魚とかに取り込まれて人の体内に入ってくるそうだよ」と教えてくれました。調べてみるとまだ詳しい事は研究されていないけれど、数人の便を検査したところ全員からマイクロプラスチックが検出されたそうです。取り込まれる経路は海洋生物からか日常の食事かペットボトル飲料からかなどは分かっていないそうです。いずれにしてもプラスチックが問題になっている事は確かです。ゴミはゴミ箱へ、リサイクル品目は自治体の分別に従って確実に廃棄するようにしなくてはと改めて思いました。

トースターを使ったプラ板作りで失敗しないためのコツ

プラバンづくりで失敗しないためのコツをご紹介します。

  • アルミホイルとオーブンシート
    アルミホイルよりもオーブンシートの方が加熱したプラバンの離れが良いので取り出しやすいです。アルミホイルを使用する場合は念入りにクシャクシャにして破けないように丁寧に広げて細かいシワを全体にくまなくつくよういします。裏面を上にした方がよりくっつきづらくなります。
  • 取り出すのには割り箸を使う。
    ピンセットや細い箸だと力を入れて掴むとプラバンに跡がついてしまいます。割り箸で優しく掴みます。
  • プラバンの入れる枚数は少なく。
    プラバンを取り出すのに時間がかかるので、一度に庫内に入れるのは3枚までにしましょう。また、庫内はヒーターの近くが高温となります。ヒーターの位置を見て熱が均一に伝わりそうな場所に置きます。
  • プラ板同士を離す。
    プラ板は焼いている間にぐにゃぐにゃと動きます。プラ板同士がくっついてしまわないように離して置きましょう。